「地味婚」を英語で何というのか。

こなれた英語表現あつめ

私が最近ハマっている、ネットフリックスの「Modern Family」では、アメリカ人の自然な英語を学ぶのに最適だということに気づき、目に止まったフレーズを書き留めています。

Modern Familyもシーズン5、エピソード3の「Larry’s Wife」のエピソードで、ミッチェルとキャメロンが「Yeah. I dream big, then I winnow down.」と言っているセリフが「”派手婚”か”地味婚”か迷ってる」と訳されていました。

Modern Family Season 5 Episode 3

そもそも地味婚とは、さまざまな理由から、派手な両家の挨拶や、派手な披露宴、結婚式をせずに、婚姻届の提出をするのみという当人からして無駄だと思う工程を飛ばして結婚するというものです。

では、どのように「winnow」と「地味婚」がつながるのでしょうか…。

まず、「winnow」という英単語のイメージはどのようなものなのか調べてみました。語源は「wind」と同じであり、「動き回る空気 (air in motion)、縮小する(pare down)」という意味がコアにあるようです。参照:winnow (v.)

また、「投げ出すように、バラバラにする(to throw (grain) apart)」という意味もあります。「throuw」は文字通り「放り投げる」というイメージで、「grain」は「穀物」という意味です。

英英時点ではどのように説明されているのでしょうか。

to blow air through grain in order to remove its outer covering (called thechaff)
穀物の外皮を取り除くために、空気を吹き込むこと

https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/american_english/winnow?q=winnow

英和辞典では

穀物もみ殻などを〉あおぎ[吹き]分ける,簸()る
穀物から〕〈もみ殻を〉あおぎ[吹き]分ける 

https://ejje.weblio.jp/content/winnow

という意味が書いてあり、上記で説明した、「穀物」が「バラバラになる」「放り投げられる」イメージ通りの意味になるのだと分かります。

その意味から派生して生まれたのかと思いますが、そのイメージを少し広げてみると

〈…を〉選び出す; 〈真偽善悪を〉識別する 〈out
〈…を〉〔…から選び出す区別する 〈awayout〉〔from〕.

https://ejje.weblio.jp/content/winnow

という意味が「winnow」の意味に当てはまるのもわかる気がします。

Girl winnowing wheat
Winnowing Wheatをしている女性 参照:God as a Ga
winnowing をしている人々 参照:What is threshing and winnowing?

「穀物をひく」というのはどういうことなのか改めて調べてみると….

脱穀は穀物の実を茎から外す作業のことで、機械に頼らない昔ながらの手法だと丁度「引く」動作をします。

https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9138184.html

人間が食べるところ穀物の実を、「不要である茎」から外すために「穀物をひく」ので、willowは「投げ出すように、バラバラに」して、「不要なものを放り出す、簡素化する」という意味にも取れるのですね。

そのため、「winnow」が「地味婚=無駄だと思うことを省く」の意味として使われるのですね。

「winnow down」の「down」は、

used to show the limits in a range or an order 範囲や順序の限界を示すのに使われる

https://ejje.weblio.jp/content/down

という意味なので、範囲=可食部分を選別するために無駄な部分を省き、必要な範囲だけを選んで選別するというイメージができるように添えられる副詞なのですね。